兼ねてからの計画通り、ひとりで京都に行ってきました。
嫁さんの説得も、宿の手配も、ばっちり。
問題は天候だけのはずでしたが・・・・
往復+京都ブラブラで約950キロの旅のレポートです。
特に往路・復路は写真が少ないです。すみません。
※僕のブログではツーレポは上から順に読んでいただけるよう、時刻欄をいじっています。記事に表示されている時刻は無視してお楽しみください。
※なお、今回のツーレポは「200609京都へ」というカテゴリーでまとめてご覧になれます。-目次-準備ルートについて出発前の嫌な予感往路京都にて(初日)京都にて(2日目 小栗商店まで)京都にて(2日目 小栗商店訪問)復路総括
去年広島に行ったときは、革パーツを半分くらいにして、リアキャリアにでかい箱を積んでいましたのであまり雨の心配がなかったのですが、今回はフル革装備ですので箱がありません。
したがって、すべての装備は革サイドバッグ・革ツールバッグとリュック、ウェストバッグに収納することになります。
できるだけ荷物を減らしたかったのですが移動中のトラブルを想定して工具や予備ガソリンなどを入れていたら結局どれもいっぱいに詰め込んだ状態になってしまいました。
また、雨に濡れた革サイドバッグの変形を避けるため、重量が偏らないよう、詰め方を少し工夫しました。
それ以外に、今回のために購入したのが
1)完全防水をうたった雨用グローブ
2)旅のメモをとるための水に濡れても平気な防水メモ帳
3)防水メモ帳記入用に、首からぶら下げられる油性ボールペン
4)いろいろな大きさのチャック付きビニール袋
です。全部出発前夜の金曜日の夜に買いそろえました。
今回とったルートはおおまかにこんな感じです。
横浜~R246~沼津でR1~静岡県内のバイパスを適宜利用(必要に応じて回避)~知立からR23~四日市からR25経由でR1~京都
昨年広島に行ったときは豊橋からR23に入ってしまい、道に迷ったり途方にくれたりしましたが、今回はばっちりです。
今回は、出発前から何かとトラブルが発生しました。
・木曜夜、メーターケーブルが突然はずれる(金曜メビにて修理)
・金曜夜、家に着く直前にヘッドライトが切れる(予備バルブで対応)
そして週末の予報は雨、さらに台風13号の接近と、何やら僕の京都行きを邪魔しようとする邪悪な力が働いているようです。
ちょっと嫌な予感はしつつも、それでも行くことにしました。
ここからは時間を追ってレポートしていきます。
【9/17 AM3:30 自宅】起床。嫁さんはぐっすり。
キッチンで朝食用におにぎりを作ってすでにパンパンのウェストポーチに押し込む。
リュック、ウェストポーチの荷物を確認。
充電しておいたiPodをPCからとりはずし、首からぶら下げる。
さて、準備は万端。
【9/17 AM4:00 自宅前】起きてきた嫁さんに行ってきますと告げて家を出る。
前夜のうちに革フル装備にしておいた革カブを車庫から出し、キック一発エンジンをかける。
直後、頭に巻く手ぬぐいを忘れたことに気付き、家に戻ろうとするがすでに嫁さんが施錠済み。
しかもズボンのベルトにつけたキーホルダーはウェストポーチと雨合羽の下で非常に取り出しにくい。
汗だくになって鍵を取り出し、手ぬぐいを持って家を出る頃にはすでに15分が経過していた。
その間エンジンかけっぱなし。ご近所の皆さん、すみません・・・
【9/17 AM4:15 自宅前 距離計33880キロ】いよいよ出発。
今度こそ忘れ物はありませんでしたが、出発前の写真を撮り忘れました・・・
【9/17 AM4:36 横浜市長津田 距離計33891キロ】最初の給油。この後もだいたい100キロを目安に休憩を兼ねて給油していきます。
GSを出てR246に出ようという信号待ちでのこと。
シールドを持ち上げて給水しようとしたら、なんとシールドがぽろり。
不吉な・・・
締め付けが甘かったらしく、シールドを留めているネジが緩んでしまっていました。
あわてて路肩に革カブを寄せ、街灯を頼りにシールドをつけなおし、ネジをしめます。
ここで15分のロス。
でも早朝で周囲に誰もおらず迷惑をかけずにすんでよかった。
【9/17 AM5:43 神奈川県松田市付近 距離計33932キロ】ふと気がつくと、今朝確かにウェストポーチの横ポケットに入れておいたはずの防水メモがない。
ヘルメット事件のときのメモをとったときはあったのに。
落下防止用に紐をつけていたのに。
ウェストポーチから紐だけがだらんとぶらさがってました。
何かの拍子にポケットから脱落し、紐が抜けたようです。
結局防水メモは1度も雨に濡れることなく、たった2行のメモを書いただけで紛失。
不吉な・・・
結局いつものRhodiaNo12にメモすることにしました。紛失したメモの内容はまだ覚えていたのでさっそく転記。
【9/17 AM6:08 道の駅ふじおやま 距離計33955キロ】今回は雨を想定して革グリップカバーはサイドバッグに入れて温存していたのですが、ハンドルの振動で手がしびれてきたのでやっぱりグリップカバーをとりつけることにしました。
このグリップカバー、振動防止素材のソルボセインを貼ってあるのですが、今回久々にはずして長めに走ってみてその効果を実感しました。
グリップカバーは靴ひものように革ひもで締め付けて留めるのですが、いつものように最後にぎゅっと引っ張ったら「ブチッ」と音が。
革ひもが切れてしまいました。
不吉な・・・
でも予備の紐はないので、とりあえず締め付けに影響がないところで切れた紐を結び、そのまま使うことにしました。
ここでまた時間のロス。
【9/17 AM6:43 静岡県沼津市 距離計33983キロ】R246からR1に入ります。
夜もすっかり明け、曇りがちながらも時折晴れ間も出ているいい天気です。
道もすいていてガンガン進みます。
【9/17 AM7:09 富士川付近 距離計34008キロ】給油と朝食休憩。
遠くに富士山を眺めつつ、自分で握ったおにぎりをほおばりました。
15分後出発。
【9/17 AM9:06 静岡県浜松市 距離計34103キロ】給油とトイレ休憩
10分後出発。
9時を回ってだんだん交通量が増えてきました。
浜松ナンバーのタンデムバイク、横浜ナンバーのオフロードバイクと信号ごとに並びます。
特に浜松ナンバーのほうが、タンデムのせいか発進加速では革カブに負けるのが悔しいらしく、常に無理矢理抜いていきます。
でも結局次の信号で並ぶわけですが。
そんなことを繰り返しているうちに、ふと気付くと横浜ナンバーがいなくなっています。
あれ?と周囲を見るとR152って書いてある・・・
いつの間にかR1から逸れてしまっていました。
不吉な・・・
ツーリングマップルを取り出して現在地を確認し、R1に復帰しましたが、ここでもタイムロス。
どうも今回はタイムロスが多いです。
【9/17 AM12:00 愛知県知立市 距離計34192キロ】R1からR23に入って給油。岡崎からパラパラと降り出した雨がちょっと激しくなってきました。雨合羽は最初から着込んでいるので大丈夫。
R23は半ば高速道路のように流れが速い区間があります。名古屋市に入る前に雨も止み、革カブも元気よく流れに乗って走りました。
自動車のみなさんは途中から渋滞。しかし革カブはお構いなく快走していきます。途中、渋滞にはまっている横浜ナンバーのゴールドウィングを抜きました。巨大なスクーターというか、クルーザーという感じのバイクです。普通に走れば絶対にかないませんが、車幅の違いで渋滞時には革カブのほうが先に行けます。
その後もそのゴールドウィングとは渋滞が解消すると追い越され、渋滞すると追い越す、ということを繰り返しました。
【9/17 PM1:17 三重県四日市市 距離計34250キロ】R23からR1に入るポイントを確認するため、コンビニの駐車場に入りました。
オックンからメールが来ていて、どうやら大阪~京都は雨は降っていない模様です。ありがたい情報です。
【9/17 PM1:59 道の駅関宿 距離計34275キロ】東西自走フリークにはおなじみの道の駅、関宿に着きました。

R23で抜きつ抜かれつだったゴールドウィングもちょうど関宿に入ってきて、隣に来ました。
さっきはどうも~ みたいな話を軽くしました。彼は1800ccのバイクに乗りながら、あえて高速ではなく下道で大阪に向かうつもりだったそうです。でもこの後は東名阪を使う、みたいなことを言ってました。
大きいバイクは高速の方が楽なんでしょうね、きっと。
もちろんカブには選択肢はありません。ひたすら下道です。

関宿といえば名物「志ら玉」。見た目よりも軽く、甘さも控えめのおいしいおまんじゅうです。
ここでまたオックンからメールが。関宿から京都までは約2時間~2時間半だそうです。そういえば去年は渋滞にはまってしんどかったなぁ~
【9/17 PM2:27 道の駅関宿 距離計34275キロ】しっかり休憩もとって再スタートです。
関宿を出て数分で鈴鹿峠にさしかかります。今回のルート中、唯一のワインディング区間。今回は遅い車にさえぎられることなく、気持ちよく通過しました。
【9/17 PM3:00 滋賀県湖南市 距離計34306キロ】給油。
電光掲示板によれば草津・大津あたりは渋滞しているようです。
こりゃあまた時間がかかるかな・・・
【9/17 PM4:07 京都府東山区 距離計34345キロ】渋滞はあったものの、たいしたことはなく、比較的あっさりと宿に到着しました。
自宅からここまで465キロ。所要時間約12時間。
いろいろトラブルがあったことを考えれば快調だったといえるんじゃないかな?
ちなみに去年はノートラブルで13時間。復路のタイムが楽しみです。
さっそく宿にチェックイン。
友人との約束は6時なので、それまで少し時間があります。
着替えなどをリュックから出して身軽になった上で夕暮れの京都の町をうろつくことにしました。
宿にチェックインした後、友人宅を訪問するまで約2時間あったので、京都の町をブラブラすることにしました。
【骨肉の争い】宿を出て、東大路通をしばらく北上すると、左手に一澤帆布、右手に一澤信三郎帆布があります。
相続問題で骨肉の争いが話題になった名店です。
有名な一澤帆布は張り紙がしてあって休業状態。

一方、一澤帆布から出て新ブランドを立ち上げた一澤信三郎帆布のほうは売れすぎて店内の棚はほとんど空。帆布製品は帽子だけで、新製品の麻布製品が若干売れ残っているだけでした。
こちらは次々と客が訪れ、盛況でした。販売に生産が追いつかない状況らしいです。

帆布製品というだけなら東急ハンズ等でも売っています。個人的には一澤帆布のロゴデザインが好きだったのですが、残念なことです。
【よく声をかけられる】革カブを駐めて写真を撮っていたら、通りすがりのおじいさんに声をかけられました。この方に限らず、京都では本当に多くの人に声をかけていただきました。「これは全部自分でしはったん?」「手入れが大変やろう」「横浜から?ようきはったなぁ」
ここ1年で関東で声をかけられたよりも、2日の滞在中に京都で声をかけられた回数の方が多いくらいです。
【金閣寺は午後5時まで】東大路通をずっと北上し、北大路通を今度は西に向かっていくと金閣寺があります。
金閣寺自体を拝観する気は毛頭なく、目的地は駐車場です。
知る人ぞ知る名番組「水曜どうでしょう」の「原付西日本制覇」のスタート地点に立ってみたかったんです。
しかし残念ながら金閣寺の拝観は午後5時まで。到着したのが5時15分。ということで駐車場にも入ることはできませんでした。
【鴨川でパチリ】北大路通を友人宅に向かって東に戻る途中、鴨川沿いの景色がきれいだったので革カブを駐めて写真を撮りました。京都は、現代と歴史、自然と都会が不思議に混ざり合った何とも言えない味わいがある街ですね。

ちなみにここでも通りすがりのおばあさんに話しかけられました。
【友人宅訪問】去年広島往復の帰り道でも5分ほど立ち話をした中学時代からの友人の家におじゃましました。
奥さんの手料理と、熱々カップルにすっかりやられてしまい、気がついたら11時。楽しいひとときを過ごしてすっかり長居してしまいました。
【宿に帰って就寝】友人宅を辞去して宿に戻りましたが、宿には駐輪スペースがありません。しかしたとえ一晩とはいえ路上に革カブを駐めておくのも心配です。
ということで、近くの清水坂駐車場(清水寺のそば)が24時間営業なので、そこに置くことにしました。

万一の雨に備えてシートをかけておきます。
駐車場から10分ほど歩いて宿まで戻り、長い1日を終えました。

Amenityにはほど遠いけど、安さはピカイチの宿です。
2日目の朝は気持ちよく明けました。
空には晴れ間さえ見え、さわやかな空気に寝起きの頭もスッキリです。
7時に宿をチェックアウトし、10時に小栗商店さんに行くまで、また京都の街をブラブラすることにしました。
【駐車場までブラブラ】宿から単に清水坂駐車場に行ってしまうのもつまらないので、雨の予報だというのにリュックに入れていったBessa-Rを取り出して何枚か写真をとったりしながら散策しました。
まずは、父の遺骨の一部を納めていただいている大谷本廟。それからまだ店が開いていない茶碗坂を通って清水寺の山門。
日中は修学旅行生や観光客でにぎわうこの界隈も朝7時過ぎは静かなものです。
そんな中、開いている店を見つけました。

元祖八つ橋。まあこの手の名物には元祖や本舗がいっぱいあるものですが、作りたての生八つ橋をその場で包んでいただきました。
いつも激励コメントをいただくTKさんにもおみやげに買っていってあげようと思ったのですが、買った八つ橋はすべて家族の胃袋におさまってしまいました。あしからず。
【鍵がない!】そんなこんなで7時半すぎ、革カブをとめてある清水坂駐車場に到着しました。
雨がふらなかったので何の役にもたたなかったシートをはずし、綺麗にたたんでサイドバックにしまい、さてハンドルロックを外そうと腰のキーホルダーに手をやりましたが・・・・
な、ない!!
いつもベルトに装着しているキーホルダーがありません。
そういえば、寝る前に一回はずして忘れないようにリュックに入れたんだっけ?あれ、それともウェストポーチ?ズボンのポケット??
どこにもありません。
駐車場の片隅で、半泣きになりそうなおじさんがリュックの中身をひっくり返している姿は相当みっともなかったと思います。
持ってないとなれば、宿に置き忘れたのかも。一応部屋を出るときに忘れ物がないことは確認したつもりでしたが、念のため宿に電話して部屋を捜索してもらうことにしました。
呆然として立ち上がり、何となく腰の後ろ側に手を当てると・・・何やらガチャガチャと・・
ありました。単にベルトループの関係で腰の後ろに回っていただけでした。すぐに宿に電話してお詫びの上捜索を中止してもらいました。
ああ、よかった・・・
【金閣寺第1駐車場】清明神社に行ってみましたが売店が開くのは9時ということで、まだ時間があるので、前日はすでに閉まっていた金閣寺第1駐車場に行きました。
入場ゲートでチケットを受け取り、「バイクはあっちね」と駐車場の片隅を指さされましたが、僕が撮りたいのはそんなところに置いた革カブの写真ではありません。もちろん金閣寺・・・でもありません。

この写真です。本当はもっと引いて、水曜どうでしょうと同じアングル・距離感で撮りたかったのですが、駐車場管理のおじさんが「にいちゃん、そっちと違う、あっちやて」と叫んでいるので慌てて撮ったこの1枚となりました。
しかもそのまま駐車場を出ようとすると、まだ出口のゲートは閉鎖されたままです。そこへ駐車場管理のおじさんがやってきて、「お参りしはりませんのか?」と聞かれてしまいました。
さすがに「水曜どうでしょうという番組がありまして・・・」と説明してもわかってもらえそうにはなかったので、「あ、あの、今日は下見だけですので」と言ったら「えらいまた用意がええことですな」と怪訝な表情をしながらもゲートを開けてくれました。
【出町ふたば】去年、恵理さんにいただいたときの味が忘れられず、家族に買って帰ると決めていた出町ふたばの豆餅を買いに、金閣を出て西大路通を少し南下し、北野白梅町で左折して今出川通を東に向かいました。河原町でまた左折するとすぐに出町ふたばがあります。
9時の開店前から行列ができ、午後には売り切れてしまうこともあるという人気の豆餅でしたが、開店直後ということもあり無事購入できました。

朝から行列ができてます。
【清明神社】続いて、今出川通を西に戻り、堀川通を少し南下して清明神社にお参りしました。

去年来たときは時間が早すぎて売店が開いておらず、後日ぴのんくんにステッカーだけ買ってきてもらったのですが、今年は自分で買いました。
【小栗商店へ】清明神社を出て、目の前の堀川通を更に南下し、堀川五条を右折、壬生川通を左折するとすぐに小栗商店があります。

開店時間の10時にはまだ少し早かったのですが、すでに店は開いており、店主とまつげくんが待っていてくれました。
【9/18 AM9:45 小栗商店 距離計34385キロ】 少し早いかな?と思いつつ小栗商店に着くと、すでに店は開き、まつげくんが待ってくれてました。

抹茶Ⅱ
まつげくん&まつげママの力作、白いシートが眩しいです。
朝食中の店主、まつげくんと雑談してたらえらく目立つピンクのカブが到着。
降り立ったナイスミドルはクルーゾー警部。はじめまして。

ピンクパンサー号
このアングルからはわかりませんが、ヘッドライトが3つ、右バックミラーがハンドルに3つ、フロントフォークに1つついてます。シリンダー、ヘッドには放熱用と思われるカラフルなクリップもついてます。
ポイント満載で書ききれません。ど派手です。
クルーゾー警部からはこんな歓迎サインをいただきました。感激のあまり革カブと一緒にパチリ

続いて翔くん、タイカブ@いまいさんが到着。

翔くんの消防カブ。ピカピカです。
いまいさんのWave125iは写真撮り忘れてました。すみません(m_m)
【風防DX 欲しい~】 お互いのカブを見たり話をしたりしているところに、オイル交換にやってきたカブが1台。風防に目を奪われました。

ホンダアクセスから以前出ていた丸目用の風防DXだそうです。現在はカタログ落ちしています。
欲しい~
もちろん入手したら革でくるみます(^^)
このカブは一見ノーマル90ですが、4速化してあるそうで、おみそれしました。
【Wave125i試乗】 小栗商店さんはエンデュランス代理店ということで、Wave125iの試乗車が置いてありました。

「すみません。ここで買うことは絶対ないと思うんですが、ちょっと乗ってみてもいいですか?」
と聞いてみたところ快諾していただけたのでさっそく試乗してみました。

乗ってみた感覚
・セルでエンジンスタート。排気音は非常に静か
・スタート直後は少しもたつく感じあり
・その代わり、2速に入れてからのトルク感はさすが124cc
・3速の実用域が広く、街中では3速入れっぱなしでも十分走れる
・4速に入れると更に加速が可能
・ハッピーメーターかもしれないが、あっという間に80~100キロに達する勢い。しかも安定している。
・フロントディスクブレーキは安心
・左側にあるプッシュキャンセルのウィンカースイッチは慣れればきっと便利
結論
・すばらしい
・FIだし、エンジンカスタムの余地はあまりないと思うが、逆にこれ以上エンジンに手を入れる必要はないでしょう
・細いタイヤ、積載量の乏しさなどデザインはあまり好きではない
・28万くらいの定価を聞くと腰が引ける
先ほどの風防DXつきカブ90のオーナーさんも続いて試乗されましたが、戻ってきて開口一番「次買うならこれですな」。
予想以上に高性能なバイクでした。
【昼食】 店主のところに三越斜軽さんからメールがあり、「よろしく」との伝言をいただきました。歓迎していただいてうれしい限りです。
そろそろお昼、ということで近所のちゃんこ屋さんに行くことに。
若者達は午後から用事があるということで、タイカブ@いまいさん、クルーゾー警部と3人で行きました。

両国ちゃんこ。僕には似合いすぎ?

出てきたお昼の定食「両国ちゃんこ」650円でこのボリューム。うまい!しかも豆ゴハンはおかわり自由です。
食後、タイカブ@いまいさんの案内で江戸時代の遊郭跡、島原地区をブラブラと散策しました。1641年の建築が今も残る角屋をはじめ、歴史を感じる一角でしたが、一般の建物も増えて当時の面影はほとんど残ってませんでした。
小栗商店さんに戻った1時頃には、晴れていた空が曇りはじめ、怪しい風が吹き始めていました。やっぱり早めに帰ることにします。
そこにChuuくん登場。鬼ハンのことをみんなに突っ込まれる姿をほほえましく見ながら、帰り支度をしました。
復路も時間を追ってレポートしていきます。
【9/18 PM1:27 小栗商店 距離計34385キロ】 さて、雨が降る前に復路の出発です。
皆さんに見送られ、小栗商店を後にします。
店を出てすぐ五条通を右折、そのまままっすぐ東進すればR1に突入します。
大津に入ったあたりからポツポツと雨が落ち始めてきました。
【9/18 PM1:54 滋賀県大津市 距離計34402キロ】 給油しながら雨合羽に着替えるかどうか悩みましたが、蒸し暑かったので関宿までこのまま突っ走ることにしました。
しかし甲賀に入ったあたりから雨は激しさを増し、結局路肩に寄って雨合羽を着用することになりました。雨合羽を着ている2~3分の間にもどんどん雨脚が強くなっていきます。
豪雨のなか、鈴鹿峠に入ると、今度は霧です。濃霧というほどではないですが、視界が悪く、前日に10分で快走したのと同じルートとは思えない変貌ぶりでした。
【9/18 PM3:07 道の駅関宿 距離計34458キロ】 ほうほうの体で関宿に到着。雨は少しおさまりなりましたが、革カブはずぶ濡れです。

そこへ、関東から大阪に向かっているコキンジさんから連絡が入りました。現在静岡だそうで、豊橋あたりで落ち合うことになりました。
【9/18 PM4:06 三重県桑名市 距離計34502キロ】 関宿からR25を経由してR23に入り、桑名市で給油のためにストップしました。
R23は例によって流れが速く、順調な区間では80~90キロくらいで流れています。雨がやんだこともあり、革カブも順調に進みます。
【9/18 PM4:40 愛知県刈谷市 距離計34534キロ】 R23からR1に戻りました。夕方ということもあって若干交通量は多めですが、比較的順調です。この分だと6時くらいには豊橋に着きそうです。
【9/18 PM5:40 愛知県豊橋市 距離計34577キロ】 予想より更に早く豊橋市公会堂前に着きました。

オックンのマネをして記念写真。
ここでコキンジさんを待とうと思って連絡しました。20分ほど待ったところでコキンジさんから連絡があり、もう少し先のマクドナルドで落ち合うことになりました。
【9/18 PM6:10 豊橋のマクドナルド 距離計34583キロ】 金曜日に東京で会ったコキンジさんと再会。お互い家まで残り240キロほどなので「もう少しですね」などと話しながら一緒に夕食をとりました。

1時間ほど話をしてから再出発。雨がまた降り始めました。
【9/18 PM7:17 豊橋市のGS 距離計34587キロ】 この後のバイパス地獄に備え、給油です。いよいよ静岡県に突入します。静岡を抜ければ神奈川。あとたったの2県です。
【9/18 PM8:44 静岡県のどこか 距離計34680キロ】 雨は小降りでしたが、風と道をふさぐトラックに悩まされながらも静岡を抜けてきました。もう少しでバイパス地獄も終わるはず。
【9/18 PM10:16 道の駅ふじおやま 距離計34769キロ】 ようやく懐かしいあたりに帰ってきました。あと少しで神奈川県です。
残念ながらくじらの閉店時間はすぎてしまいました。嫁さんに自宅到着予定時刻を連絡。目標12時半です。
【9/18 PM11:02 神奈川県秦野市 距離計34680キロ】 ふじおやまを出てから神奈川に入ったとたん一気に雨脚が強くなり、スピードを出すのが怖くなってきました。
秦野市で最後の給油をおこない、あとは一目散に家を目指します。
ここからはくじら通いで慣れた道。とはいえツーリングは家に着くまで安心は禁物。安全運転をこころがけます。
【9/19 AM12:10 帰宅 距離計34844キロ】 目標の12時半より若干早く帰宅できました。
ずぶ濡れの革カブは簡単に水滴を拭き取るだけでメンテナンスは翌日にまわし、とりあえず荷物だけ抱えて家に入りました。
往路の12時間に対して、復路は10時間43分。雨の方が速いってどういうことかな?
まああまり深く考えないようにします。
お世話になった方々に無事帰宅の報告をし、風呂に入ってぐっすり寝ました。
【革カブのダメージ】雨に濡れまくったため、革のダメージはある程度想像していましたが、他にもいろいろやられてました。
まずは革サイドバッグのダメージ

雨が染みこんだところと濡れていないところがあり、シミになっています。
続いて革レッグシールドのステー


どうも左のつま先にレッグシールドが当たると思ったらステーが折れてました(写真左)。予備のステーですかさず修理(写真右)。
最後に水本マフラー


特に復路、どうも不思議なところでパンパンと音がすると思ったら、サイレンサーのリベット部分がゆるみ、がたついてそこから排気漏れをおこしていたようです。
これは自分ではどうしようもないので水本レーシングさんに連絡して、修理していただくことになりました。戻ってくるまではステンレスのサイレンサーをつけておきます。
【最後に】今回のツーリングで、改めて「横浜~京都は意外に近い」ということがわかりました。カブの整備をしっかりしておくことは重要ですが。
これで往復の天気がよければ文句なしなんですが、すべてに完璧を求めるのは欲張りというものでしょう。
連休中の京都訪問を快く歓迎してくれたTくん夫妻、小栗商店さんはじめ集まっていただいたカブ乗りのみなさん、メールなどで激励してくれたみなさん、本当にありがとうございました。
<完>
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